相撲用語辞典【は】
2016/5/20
- ハーちゃん
ちょっと間の抜けた所があるような、愛嬌のある人。おっちょこちょいな人。
- 馬鹿負け[ばかまけ]
呆れること
- 端紙[はがみ]
借金のこと。借金をすることを「端紙を入れる」という。
角界では借金の際美濃紙の半紙を八つ折りにした縦長の証書を残す習慣がある。
返却は出世払いとされるが、関取以外は収入が限られることもありほとんど返却できないと言われている。
- 化ける[ばける]
急速に力をつけること
- 花相撲[はなずもう]
本場所以外に興行する巡業やトーナメント相撲、親善相撲や奉納相撲、引退相撲などのこと。
取組以外にも初切や相撲甚句、歌謡ショーなどのアトラクションも催される。
- 花道[はなみち]
会場の奥から土俵までの力士が入場する通路。
- 跳ね太鼓[はねだいこ]
取組終了後、翌日の興行を告げる為に呼出が打つ太鼓のこと
- 馬力[ばりき]
お酒のこと。酒を飲むことを「馬力をかける」、酒に強いことを「馬力が強い」という。
- 馬簾[ばれん]
化粧廻しの前垂れの先端に付いている房のこと。
- 番付[ばんづけ]
力士や行司の順位表。
- 半身[はんみ]
足を前後に大きく開いて構える型のこと
- 膝が笑う[ひざがわらう]
自分の意思とは関係なく膝の力が抜け、膝がガクガクする状態
- 常陸潟[ひたちがた]
ホラ吹き、尊大、目立ちたがりのこと。
由来となった明治時代の力士・常陸潟は入門時に「なあに、大関なんぞ、すぐなりますよ」と豪語するなどの尊大さで知られていたが、結局三段目止まりで終わった。廃業後世話人に転身したが、尊大さは変わらなかったという。
- 左四つ[ひだりよつ]
左腕を差した状態
- 一人相撲[ひとりずもう]
物事を一人だけで気負いこむこと。
- 日下開山[ひのしたかいざん]
横綱のこと。
江戸時代に現在の横綱に相当する力士に与えられた名誉・称号としての呼称から由来。
- 貧乏神[びんぼうがみ]
東西の十両筆頭のこと。(同義語:大頭)給金は他の十両力士と変わらないのに、幕内力士との対戦が多いことからこう呼ばれた。
- 触れ太鼓[ふれだいこ]
初日の前日に興行の開始を告げるために街中で太鼓を叩きながら初日の幕内の主な取組などを触れ回ること。呼出の仕事である。
例:「相撲は明日が初日じゃぞぇ~、白~鵬~には、勢~じゃぞぇ~、ご油断では詰まりますぞぇ~」
- 褌担ぎ[ふんどしかつぎ]
明け荷を運ぶ付け人のこと。取的のことを言う場合もあるが、最近ではあまり使われない。
- 星[ほし]
恋人や女性のこと。美人のことを「金星」ともいう。
- 盆中[ぼんなか]
気を利かせること。力士志願者が稽古体験に来た時、いい気分にさせてあげるためにわざと負けること。
八百長で相手にわからないようにわざと負けること(片八百長)。
- 本割[ほんわり]
本場所の取組のこと